春野行政書士事務所の
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2022.10.28
任意保険会社の担当者のお仕事⑤
週明けの月曜日、いよいよ配属先での勤務がスタートしました。
私がいた堺のセンターには、人身損害の担当者は、私を含めて4名いました。当時私は28才でしたが、残る3名はすべて年上の方でした。上から、60代、50代、30代でした。
ここでも「人身損害の担当者は、そこそこの年齢の方が多いのだな」と感じました。
さらに尋ねてみると、その先輩方もすべて転職して勤務された方々で、一定の社会経験をつんでから、査定担当となられたようでした。
さらにさらに、私は前任の方が退職されたがゆえに、新たに採用された人材であることも、知ることになりました。
その辞められた方の理由は「この仕事により、精神的に病んでしまわれた」ということでした。
研修のときから、薄々気づくようになりましたが、やはりハードワーク、しかもメンタル的にきつい仕事のようです。
まずは、自賠責の何たるかを知ることから
最初の週は、とにかく緊張しきっていました。この緊張を高めているのは、初めての職場だからということもありましたが、そもそも雰囲気がピリピリしていたから、ということもあったと思います。
考えてみると、交通事故の被害者への賠償を行う部署ですので、基本的にハッピーな雰囲気はほぼ無いのは当たり前ですよね、笑。
直属の上司の方から「まずは自賠責について勉強しておくように」との指示をうけたため、担当一人に貸し出される、自賠責保険の中身や手続きについてびっしり書かれた加除式の書籍を読み始めます。
研修である程度理解していたつもりだったのですが、その規定の多さ、手続きの多さに、衝撃を受けました。
それを朝からずっと読む、そんな作業が丸一週間ほど、続きました。睡魔と戦いながら…。
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