春野行政書士事務所の
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2022.12.27
交通事故のお金を狙って…詐欺、兵庫は赤穂市の元損保代理店勤務の男!
交通事故にかかる詐欺事件のニュースが報じられました。
今も昔も、交通事故の詐欺というのはあとを絶たないですね。お金がもらえるということに目をつける輩がいるのは大変残念です。
主導したのは、元損保代理店の男
この詐欺事件の主犯者は、元損保代理店に勤務していたとのことです。
少し保険の知識があったから、このような悪事に手を染めてしまうのでしょうが、それを幾人もに持ちかけて、みんなで偽装をしよう、という考えの浅はかぶりには、開いた口が塞がりません。
この主犯の男に、自動車事故に関係する”お金事情”についての知識が多少あったのかもしれませんが、保険会社による調査についての知識はほぼ全くなかったのだと思います。
実は、保険会社の代理店さん(保険の募集人)によくある話でして、彼らは交通事故で「お金がもらえる」という程度の知識はあるものの、事故の処理が実際の現場でどう行われているか、お金が支払われるまでどのような調査が行われているか、などという知識を持ち合わせていない人が多いです。
保険会社の目は「節穴」ではない
保険会社の、査定担当者は、毎日毎日事故の処理を行っています。
言うまでもなく、「事故のプロ」ですので、少しおかしいとか、怪しいとかいう雰囲気を感じる第六感(?)が、鍛えられています。
被害総額が1600万円を超えるということで、関連する案件が複数あるということですが、これは最後の偽装事故のときにようやく保険会社が気づいた、というより、証拠固めのため、泳がされていたのかと思います。
よほどの決め手が無い限り、警察に届け出ることはまれですが、担当者は間違いなく一件目から「怪しい」と感じているはずです。
保険会社が、総力をあげて調査をするときには、使える手段をすべて使って、白黒をはっきりさせます。
このような保険金詐欺がまだまだ散見されるがゆえに、本当のケガで苦しんでいる人への対応が厳しくなったり、打ち切りが早期でなされたりするのは、悲しいかぎりです。
交通事故後遺障害異議申立 春野行政書士事務所