春野行政書士事務所の
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2022.11.18
任意保険の担当者のお仕事⑦
任意保険の担当者のお仕事の重要な部分は、自賠責保険で支払われるものを、適切な時期に自賠責保険に請求をして、返してもらうというものです。
自賠責保険は、傷害であれば120万円まで、後遺障害であれば75万円(14級の場合)まで支払われますが、それを返してもらうということですね。
自賠責保険への請求手続きに一通り慣れたところで、いよいよ担当者としてのデビューとなりました。
いよいよ事故の被害者の対応がスタート!
被害者の対応は、まず事故の受付があったことを知らせる社内連絡からスタートします。
初めて担当した方については、今でもはっきりと記憶しています。
電話のスクリプトもあり、何度も練習していましたが、実際に対応するのかという気持ちになると、やはり緊張します。
「怒鳴られるのではないか」「知らないことを聞かれるのではないか」などなど…心配が尽きません。
それもそのはず。担当者とはいっても、自賠責保険のことを少しだけ知っている人というレベルで、圧倒的に知識が不足していたのですから。
でも、走りながら覚えていくのが、一番効率が良いわけですから、その記念すべき「初めての被害者」に、意を決して電話をかけたのでした。
電話をして、状況をざっくり確認して…
私が担当させていただいたのは、少し年配の御婦人でした。非常に丁寧な方でしたので、初めての対応をするには、良いテストケースとなることになりました。
当時、私が所属していた会社の方針として、被害者の方には、電話でまずは状況を確認した後、すぐに面談を取り付けて、ご本人に直接会っての説明が求められていました。
電話だけでは、なかなか読み取ることのできない、「被害者さんのキャラクター」などの情報を得るとともに、その方に安心していただくことが目的の面談とされていました。
今となっては、任意保険会社で、実際に被害者にお会いして対応するなんてことはほぼ皆無ですので、当時その会社は、それこそかなりの費用をかけて、丁寧に被害者対応をしているイメージでした。
ある程度の情報をお尋ねしてから、「ご挨拶に行く」ことを説明すると、承諾してくださりましたので、これまた初めての面談に向かうことになるのでした。
もちろん、教育係の先輩と一緒に…です。
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