春野行政書士事務所の
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2022.10.14
弁護士特約がなければ、八方塞がりか?③
「弁護士特約がついていなければ、弁護士に依頼することはできないのか?」ということについての答えです。
弁護士特約がなく、かつ、後遺障害がない案件(傷害のみの案件)→おそらく依頼するのは難しい
です。
傷害案件、つまり、通院だけの損害賠償というのは、あまり大きな金額になりません。弁護士が介入してもその金額の増額の幅は限られています。
弁護士としても、依頼者本人にプラスがなければ、引き受けにくいので、断られることが多いでしょう。
もし引き受けてくれる事務所が見つかったとしても、「やれと言われれば、やらなくはないですが…」のような微妙な対応をされることも覚悟しなければなりません。
では、一体どうしたらいいのか?
弁護士特約がなければ、誰にも相談することができないのか?
という疑問が湧きます。
そんなときは、まず無料で相談にのってくれる事務所に電話をしてみて、そもそも引き受けてくれる可能性があるのか、その費用はどのくらいになるのかを、尋ねてみるのが良いです。
ただし、上に書いたように、なかなかの塩対応も覚悟の上で、です。
もう一つある選択肢としては、お近くの交通事故を専門に扱う行政書士です。行政書士は、弁護士等他の士業がやりたがらない書類仕事をうけたり、相談に乗ることも多いです。たとえ、大きな報酬にならないような比較的小さな仕事でも喜んで相談に乗ってくれると思いますので、勇気を出して、連絡してみるのも良いと思います。
行政書士は、「弁護士さんがやりたがらない」案件も、引き受けることも多いです。
春野行政書士事務所 代表 春野