自賠責手続専門事務所、行政書士の春野です。

先日、このようなニュースが報道されました。

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自動車の安全装備の向上等のより、事故件数が少なくなったため、自賠責保険料の引き下げが直近2年で続いてきましたが、来年からは引き上げられるとのことです。

自賠責保険は、自動車事故でケガをされた方に最低限度の補償を行う保険ですが、それ以外にも重度の後遺障害を残した方の生活支援にも利用されています。

値上げは、この支援継続のため、ということですが、一部からは値上げの理由が明確でない、とか、値上げをしなくても、支援は継続できるのではないか、という声が上がっています。

なぜか？それは、自賠責保険から国の一般会計に「貸し出されている保険料」が6,000円億円ほど、あり、そのお金の返却が一向に進んでいないからです。

自賠責保険は、交通事故に関連するものに対する保険であることから、そもそも違和感を感じるのですが、お金がなかなか戻ってこないために、重度後遺障害に苦しまれている被害者の支援が進まないのです。

不可解なお金の使い方が一日も早く是正されたら良いですね。